DSLR 収録ソリューション
DSLR と WTC 同期
WTC で簡単に DSLR をタイムコード同期
WTC = ワイヤレスタイムコード は、ビデオやサウンドの同期および編集に必要となる SMPTE タイムコードの伝送を RF 通信により、ワイヤレス化します。
タイムコードの分配が必要なマルチカメラ収録、同録が必要なドラマや映画撮影、DSLR や GoPro を用いる収録現場で、煩わしいケーブル接続を排除し、簡単、確実にタイムコードを同期することができます。
Timecode Systems社のワイヤレスタイムコード同期システム
Timecode Systems 社は、ビデオやサウンドの同期および編集に必要となる SMPTE タイムコードの伝送を RF (Radio Frequency) 通信によりワイヤレス化する小型デバイスを開発しています。
送信機となる 1台の親機から、受信機能を備える複数台の子機にワイヤレスで完全に同期したタイムコードを伝送することができ、今まで有線接続でなければ得られなかった精度の高いタイムコードを無線接続により対応デバイス間で伝送することが可能です。
DSLR を WTC 化
DSLR SOLUTION
WTC = ワイヤレスタイムコード とは
WTC = ワイヤレスタイムコード
WTC = ワイヤレスタイムコード は、ビデオやオーディオの同期および編集に必要となる SMPTE タイムコードの伝送を RF (Radio Frequency) 通信により、ワイヤレス化します。
RF によるワイヤレス通信は、RFネットワーク上で行われます。
親機(サーバ)から子機(クライアント)へタイムコードをワイヤレス (RF 通信) で伝送します。
RF (Radio Frequency) 通信
RF 通信は Wi-Fi の様な一般化した電波帯域ではなく、「920MHz 帯近距離無線」と呼ばれ、電波の届く範囲が Wi-Fi に比べて圧倒的に広く、製品間の通信 (タイムコード同期) を見通しの良い場所で 約 200m まで伸ばすことができます。
ARIB 標準規格を取得する 920.6 〜 923MHz の 10バンド
電波の飛びやすさと、省電力で安定した通信が行える帯域
ワイヤレスマイクや照明機器など他の電波使用機器とも干渉しにくい
WTC による DSLR 収録ソリューション
UltraSync ONE を使用した DSLR のタイムコードをワイヤレス同期
WTC製品 によるワークフロー
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DSLR と UltraSync ONE を対応ケーブルにて接続します。
(TCB-52ケーブル / 必要に応じて TCB-53 スプリッタケーブル)
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メインのタイムコードを生成する、カメラまたはサウンドデバイスに UltraSync ONE を接続して、親機(サーバ)として設定します。
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他のすべての UltraSync ONE ユニットを、「親機(サーバ)」と同じ RFチャネルを使用して「子機(クライアント)」として設定します。
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WTC によりすべてのソースに正確なタイムコードが共有され、同期します。
UltraSync ONE を使用した DSLR 同期ワークフロー
タイムコード入力機能が
搭載された DSLR
UltraSync ONE と SIGMA fp に TCB-52 を接続
DSLR には タイムコード入力機能が搭載された製品があります。
TCB-52 / TCB-53 を使用して、音声入力端子からタイムコード信号を入力し、収録データのメタ情報としてタイムコードを記録することが可能です。
**音声入力端子からの収録となるため、音声は同時に収録できません。
UltraSync ONE と SIGMA fp の設定
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DSLRを同期させるには、TCB-52ケーブル / または TCB-53 スプリッタケーブル* を使用してカメラの3.5mmジャックポートと UltraSync ONE を接続します。
*TCB-53 スプリッタケーブル を使用しても音声は収録できません
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システム設定> LTC出力レベル>マイクレベルのメニュー設定から
「MIC Level - 70mVpp*」を選択します。
*MIC Level を正しく設定されていない場合にカメラが破損する恐れがあります
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UltraSync ONE を撮影時の「親機(サーバ)」と同じRFチャンネルを使用して「子機(クライアント)」に設定します。
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カメラに入力されたタイムコード信号は、収録データにメタ情報として記録されます。
対応製品
タイムコード入力が
ない DSLR
UltraSync ONE と DSLR との同期について
タイムコード入力機能がない製品には、音声トラックへとタイムコード信号を入力する「AUX TC」という方法により同期が可能です。
「AUX TC」にて音声トラックへ入力された信号は、ビデオファイルの埋め込み情報としてデコードが必要です。
**音声トラックへの収録となるため、音声は同時に収録できません。
UltraSync ONEと DSLR(タイムコード入力がない)の同期設定
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DSLRを同期させるには、TCB-52ケーブル / 必要に応じて TCB-53 スプリッタケーブル を使用してカメラの3.5mmジャックポートと UltraSync ONE を接続します。
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システム設定> LTC出力レベル>マイクレベルのメニュー設定を選択します。
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UltraSync ONE を撮影時の「親機(サーバ)」と同じRFチャンネルを使用して「子機(クライアント)」に設定します。
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タイムコードはカメラの音声トラックに記録されます。
(しばしば AUX TC と呼ばれます)
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ポストプロダクションでは、この AUX TC をビデオファイルの埋め込みタイムコードに変換する必要があります。
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AVID Media ComposerとBMD DaVinci Resolveは、AUX TCをネイティブにデコードできます。ただし、Apple FCP X や Adobe Premier Proなどの他の非リニア編集システムでは、AUX TC をデコードするための追加ソフトウェアが必要になります
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AUX TC をデコードするソフトウェアに、 VideoToolShed の LTC CONVERT (AUXTC) があります。
LTC CONVERT(AUXTC)
AUX TC デコードソフトウェア
LTC CONVERTは、ビデオまたはオーディオファイル内の LTC タイムコードを読み取り、新たなタイムコードの設定、Quicktime もしくは MXF にリラップ、ProRes にトランスコードが行えます。